PSE 電気用品安全法 ボランティア活動にも悪影響

ことごとく迷惑ですね。ほんと、どうにかしないとなりません・・・。

今年はタダ、協力費を…リサイクル市にPSE余波


東京都府中市東京農工大で1日、卒業生や市民から回収した中古家電などを新入生らに安価で売る恒例の「リサイクル市」が開かれた。

 しかし、「PSEマーク」のない家電製品の販売を禁止する電気用品安全法の猶予期間がこの日切れたため、主催団体は、マークのない中古家電を無償で譲渡し、「協力費」をカンパしてもらう苦肉の策をとった。

 経済産業省は、マークがない製品を、法の対象外となっているレンタル扱いにし、レンタル期間終了後に自主検査でマークを取得することで、販売を事実上認める方針に転換した。しかし、「自主検査を前提としていない場合は違法」(同省製品安全課)。

 リサイクル市を主催した学生サークル「ごみダイエットNOKO」は、今回、中古家電220点を集めたが、うち8割にはPSEマークがなかった。このため、サークルは「適法となるための自主検査をするのは難しい。かといって販売すれば違反となる可能性がある」(浅野健児代表)と判断したという。

 ただ、無償譲渡では、製品回収のガソリン代などに充てる運営費が出ないため、「市の運営に対する『協力費』」をもらうことを決定。1日は価格代わりに製品に張られた「協力費」を全員がカンパした。

 冷蔵庫と家庭用ゲーム機を800円の「協力費」で入手した同大農学部3年の堀内政誌さん(21)は「マークがなくても、使えるなら気にならない」と話していた。

                    (読売新聞) - 4月2日4時50分更新