米国産牛肉輸入再開決まるも、自主全頭検査は未だ実現せず

とうとう、決まってしまいましたね。
しばらく牛肉が食べられなくなりそうです。今のうちに思う存分、非米国産牛肉を沢山食べておこうと思います(笑)
売れ残った米国産が、○○国産と名前を変えて流通するのは目に見えていますから、
輸入再開されたら恐くて、とても牛肉は食べられませんので。


クリークストーンファームズ社が提訴している、米国内での自主全頭検査は
未だに、認められない状態のようです。同社は略式判決を求めているようです。
早く全頭検査が認められる事を願いたいと思います。
せっかく民間の1企業が自主的に全頭検査を行うとして設備を揃えたにも関わらず圧力をかけ
法的手段を持って、それを阻止するとは許すまじ行為です。アメリカ政府そして、
それを追認した日本政府を私は許せません。


他にも以下のような問題が指摘されているそうです。

  • 日本と比べ、飼料の管理が不徹底(肉骨粉が完全には禁止されていない)
  • 8月下旬より検査対象(頭数)を10分の1に縮小


我々消費者が出来る一番簡単な意思表示は、米国産牛肉を食べない事です。

http://www.americanmeat.jp/publications/tbp/057/index.html

● クリークストーン、全頭検査容認で略式判決を求める

全頭検査の容認を求めてUSDAを提訴中の、米国カンザス州の牛肉加工会社クリークストーン・ファームズは、ワシントンDCで略式判決を求める訴えを起こした。同社は全頭検査をすれば肉牛の月齢証明の費用や必要もなくなり、日本、韓国など主要市場でのシェア回復にもつながると提言している。

略式判決要請への回答期限は8月25日で、その後両者は1ヵ月以内に修正訴状を提出できる。クリークストーンは、同社が使用予定のBSE迅速検査はワクチン、血清、ウイルス、毒素を使わないため、USDAが検査キットの販売を制限する典拠として挙げている、1913年発効の「ウイルス、血清、毒素に関する法令」には該当しないと主張している。

同社は、「カナダの新たなBSE感染牛発見など、米国の処理施設では米国・カナダ生まれの肉牛を厳格に分離するよう、日本や韓国が要請せざるをえない展開も見られる。全頭検査を実施すれば、必然的に日本は20ヵ月齢以下の制限を解いて、食肉加工各業者も収益性があがるようになる。またボンレスビーフ限定の輸入では、安全性に問題がない骨片が混入しただけで禁輸になったが、その心配もなくなる。当初、全頭検査は輸入解禁のツールと考えられたが、今はマーケットシェア回復のツールだ。検査の実施で日本の消費者に安心してもらえるし、米国にとっては今後感染牛が見つかってもすぐ隔離され、輸入が中断することはないだろう」とコメントしている。
※2006年7月17日 Meatingplace.com