FONの公開について、無線LANチャンネル設定の注意点

まだLaFoneraは届いて無いので、現在使っているアクセスポイントの電波が
何処まで届いているか調べていて思い出したのですが、
通常、無線LANは、親機(アクセスポイント)のメーカーや機種によって、特定のチャンネルに設定されていたり
既に使われていないチャンネルの中から、一定の法則で1〜13の中の任意のチャンネルを設定する
ようになっています。手動で任意のチャンネルに設定出来るようにもなっています。
(子機・クライアント側は自動的に設定されます。)
ところが、FON等でアクセスポイントを共用、公開する場合には、アクセスポイントより
一定程度以上離れている場所だと子機(ノートPC等)が、利用したいアクセスポイントの電波を十分な強さで
受け取っているにも関わらず、隣接して他にアクセスポイントがある場合は、通信できない場合があります。
それは何故かというと、利用しようとしているアクセスポイントに、同じチャンネルで電波を出している
他のアクセスポイントの電波が届いておらず、同じチャンネルを使ってしまう場合があるからです。
ですので、FONを設置、公開する場合、アクセスポイントの電波が届くであろうぎりぎりの場所までで
なるべく使われていないチャンネルを探して、手動でチャンネルを設定した方が良いように思われます。


使われていないチャンネルを探すには、LANカード等に付いているユーティリティの他、
Network Stumblerというツールが便利です。
リアルタイムに全てのチャンネルにあるアクセスポイントを見つけ出してくれ
電界強度がグラフで表示出来ます。
使い方や、ダウンロード先など、詳しくは、ここらへんをどうぞ。

http://www.joho.st/hotspot/netstumbler2.html
http://www.joho.st/hotspot/netstumbler.html

尚、2.4GHz帯の無線LAN(802.11b/802.11g等)は、国内では1〜13chが割り当てられている筈ですが
極初期の物や、海外で販売されている物等、1-14チャンネルまで有ったり、12〜14chあたりだと
互換性が取れない組み合わせ、割合新しい機種でも、1〜11chまでの製品があったりするので、
設定する場合には、1-11chの範囲で設定した方がいいようです。
事実、現在利用しているIntel 2100 chipsetの無線LANカード(2003年発売のPanasonic製ノート内蔵)も、
設定としては12,13を選べてしまいますが、12,13chを指定すると、使えなくなってしまいます。
メーカーのスペックにも、はっきりと1〜11chと書かれています。
現在国内で認定を取っている機器であれば、どのチャンネルでも全く問題は無い筈なのですが。
チャンネル設定については、こちらの表が参考になります。
http://www.atmarkit.co.jp/fsys/special/005wireless_abc/wireless_abc01.html
13ch有るといえど、全く重複しないような理想の組み合わせは3チャンネルまででなのすが、
一部の周波数が重なっても通信は可能ですけども、遠距離では届きにくくなりますので
その組み合わせにあてはまるように設定するのがベストです。