MELCO BUFFALO AirStation HIGH POWERタイプの実力

先日、書きましたように、AIR STATIONのハイパワータイプの機器、イーサーネットコンバーター
(WLI-TX4-G54HP)を購入したので従来機種(WLI3-TX1-G54)と比較してみました。
ちなみに親機(AP)は他メーカーの一般的なものです。

結果から言うと、確かにHIGH POWERと銘打ってるだけの事はあります。
まず、電波強度ですが、室内で途中に障害物がある5m程度の距離での測定ですが、
従来機種だと、良くて70%程度の状態なのですが、ハイパワータイプだと常に100%に貼り付いていました。
何れも、若干位置を調整したりして状態の良い場所・悪い場所を探しても同じでした。
ちなみに比較的新しく性能が良い筈のUSBタイプの子機(GW-US54GD)でも、従来機程度の強さでした。

次に通信速度ですが、親機が古い事もあり、子機側のPCの性能もありますので、
ハイパワータイプだと1.9MByte/sec(15MBps程度)で、従来機種だと1.4MBps(詳しくは後述)
またUSBタイプのものでは、その半分程度でした。
単に通信速度が少し早いというだけでなく、通信速度をグラフ化するツール(TSRもにたーや、tcpmon)
で見ていても、WLI-TX4-G54HPだと速度が一定しているのに対し、従来機種やUSBタイプだと
かなり通信速度が不安定な事が分かります。
という訳で、多少高級な部類ですが、機種選択時に一考の価値はあると思います。
同様にハイパワータイプのWLI-CB-G54HPなど、結構値段もこなれてきていますので、
とりあえず試してみるのには良いかもしれません。（赤っぽいデザインがちょっとケバケバしいですが。)
今度はCardBusタイプのものを購入して、屋外にてFONで試してみようかと思っています。
余談ですが、WLI-TX4-G54HPのアンテナ（コネクタ）はLa Foneraと同様なSMAリバース(RSMA)コネクタでした。