ビクター・フルHDビデオカメラGZ-HD7とSONY HDV新機種

1/5インチ3CCD、内蔵HDDへの記録はMPEG2-TSという事です。
記録時に解像度をフルHD(1920x1080)から1440x1080に落として記録しておけば、
iLink経由でHDV互換信号も出るようです。1920の時は?
レンズがフジノンだそうで、同社の業務用HDVと一緒ですね。
他社の家庭用デジタルビデオカメラへの供給は初めてなのかもしれません。

http://www.victor.co.jp/press/2007/gz-hd7.html


また、SONYHDR-HC3の後継にHDR-HC7が出るようです。
こちらは1/2.9インチ単版C-MOS撮像素子との事。

http://www.sony.jp/products/Consumer/handycam/PRODUCTS/HDR-HC7/index.html
HD-HC3が在庫処分らしく、随分安くなってるようなので、そちらも狙い目かもしれませんが。
他にDVD記録タイプ(HDR-UX5/HDR-UX7)も同時に出るそうです。2機種あり画素数が違うみたい。
SONYの3機種に関してはC-MOS(撮像)素子が変わったという程度の違いのようです。
メーカーのうたい文句のように、本当に色空間が広くなったとすれば好ましいことですが
静止画撮影時の色が綺麗になったという程度の事のような感じもします。
ちょっとメーカーサイトに掲載されているx.v.Colorの色空間は違うような気もしますが。
普通は、ビデオカメラを比較する際はこっちの図が一般的ですね。
だいたい、あれを見ると従来機種ではオレンジ色が
殆ど表現できないような図なのですが、そんな事は無いと・・・。
そもそも何故に、ここでsRGBが引き合いに出てくるのか不思議なんですが。動画はNTSCじゃないの?
以下のあたりの説明を見ると分かると思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%89%B2%E7%A9%BA%E9%96%93
http://nikomat.homeip.net/priv/camera/color/
それに色空間は、色温度、照明方法、表示デイバスによる差による影響が非常に大きいので、
SONYの空間は理想値(理論値)での話という事になり、
これが本当だとしても、実際には殆どの状況で言ってる程の差は無い気がします。
例えば、HDR-HC3+ブラウン管モニターと、HDR-HC7+液晶モニター
を比べた場合、どっちが綺麗かは、言うまでもない気がするのですが。
というのも色空間の表現力は、ブラウン管>液晶であり、NTSC>sRGBなのです。


いよいよ家庭用ビデオカメラも本格的にHDに移行する時期が来たのかもしれません。
最近ふと思った事ですが、感度が低く画面が暗いと、解像度の差が目立ちにくい訳ですよね。
一般の人からすれば、あまり解像度の差は気にならず売り文句に出来ないという事がありそうです。
各社の解像度が一定レベルまで上がって、次は感度の競い合いになってくれるといいのですが・・・。


最近、放送用のビデオカメラといってもバブル期の15年程、前の機種でしょうが、
HL-V55やBVW-400Aで遊んでいるのですが希望としては、これぐらいの感度は欲しいところです。
現状の機種って、DV規格が出る以前の家庭用3CCDビデオカメラ(S-VHS-CやHi8)の機種からは
あきらかに明るいのですが、DV初期の機種(DCR-VX1000やGR-DV1)あたりからは、
少なくとも静止画での感度は、最新機種の比較的良い方でも殆ど変わってないと言わざるおえません。
実際、手元にNV-X100やNV-DJ1、DJ100、GR-DV1等、何台か持ってるのですが、
丁度DVカメラが出る頃の前後でもって、かなり感度が違うものが多いです。
逆に、その間にCCDのサイズが小さくなった直後、悪くなった機種は多数あるのですが、
それがやっと年数を経て元の感度に戻ったというのが現在の状況と思います。