ドラえもん最終回、小学館の対応に疑問

全然知らなかったのですが、ある人が、90年代にドラえもんの最終回という話を同人として描かれたものが有り
それが最近になって単行本形式の装丁の同人誌として再頒布され、500円で13000部を販売したそうです。


そして今回、小学館と藤子プロが本人に著作権侵害を警告したそうです。
本人は「素直」に謝罪して、売り上げの一部を支払ったそうです。
ニュース報道を見る限り、結局はお金の問題なのか、そう感じてしまいます。
しかも、『二度と同様の行為はしない』という誓約書まで提出させたらしい(Wikiペディアより)
小学館・藤子プロの対応には、がっかりです。
もし、その受け取った売り上げの代金を、そっくりドラえもん基金に寄付するとかなら評価もしますけど(笑)
詳しい経緯はWikiペディアに記載がありました。是非ご覧下さい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%81%88%E3%82%82%E3%82%93%E3%81%AE%E6%9C%80%E7%B5%82%E5%9B%9E


ここで問題なのは、その同人的な著作を、原作者本人を語ったというのならともかく、
あくまでオリジナルの創作として発表されたものであるという事です。それに対し、
ここまで権利を主張する小学館・藤子プロの対応には、いささか疑問を感じます。


もし藤子・F・不二雄先生ご本人が健在だったとしたら、ここまでの対応をしたでしょうか?
そんな事は無かったような、気がしてなりません。
今回の件は、大手出版社のエゴに感じられて仕方がありません。
ニュース番組中では、小学館側の人物が話をしていましたが、創作の内容を堂々と批判しており
それについては、かなりの違和感を感じずにはいられません。

小学館の偉い編集さんとかなのかもしれませんが、はっきり言って、これを一言で言ってしまうと、
「あんた何様のつもりだ?」な訳です。貴方が藤子・F・不二雄先生な訳じゃない。


ちなみに今回の話を創作した方は現時点プロの漫画家となっているらしいですが、
今回の件がきっかけか、漫画家の活動を止めて、田舎へ帰るという話が、やはりWikiに出ています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E5%B6%8B%E5%AE%89%E6%81%B5
本当であれば、非常に残念な事です。そんな事は無いと願いたいところですが、
もし万が一、小学館から出版業界への圧力があったのだとしたら、とんでもない事です。
こんなことを続けていたら、日本の同人・創作の文化は廃れてしまうと思います。