Bluetooth A2DPデバイスの、バージョンに依る音質の違い

以前使っていたBTヘッドフォンアダプタと比べて、SONYのDR-BT30Qの音は、かなり違う
という事を先日書きましたが、理由がはっきりしました。


この間は、Bluetooth機能付き携帯電話で聞いたのですが、比較の為、PCに再度、
東芝プロトコルスタックと、USBドングル(PTM-UBT3S 2.0+EDR対応)を導入してみました。
先日から使っていた物も、DR-BT30Q何れも、あっさり認識されました。


肝心の音質も携帯電話での比較同様の差異が感じられました。今まで使っていた物だと
SBC特有のジャリジャリした歪み、高域の曇り(つまり高音が出切っていない)もはっきり分かります。
私的には雲泥の差と言っても過言ではない差に感じました。勿論、個人差はあると思いますが・・・。


東芝のスタックは詳細で転送速度が出るを知っていましたので、これで見てみたところ
DR-BT30Qは、328KBpsで接続されており、以前の物は212KBpsと1.5倍程の差がありました。
恐らく、これは後者がBluetooth1.2であり、DR-BT30Qが、2.0+EDRである事による差では無いかと思います。


DR-BT30Qには、MP3によるcodecも対応している筈ですけど、
それを使わずとも、320KBpsで接続すれば音楽を聞くのに十分な音質が得られるようです。
結論として、今から買うのであれば、送受信共に、Bluetooth2.0+EDRに対応の物がお勧めです^^;)
MP3 codecが生かせれば(SONY製品しか対応している機器を知りませんが)
2.0+EDR未対応でも高音質で聞けるのかもしれませんが、PCでMP3を使うのは、
まだプロトコルスタックの対応が完全でないらしく難しいようです。