SONY DR-BT100CXP Review

昨日、予告したDR-BT100CXP(DR-BT100CX)のレビューです。
結論から言ってしまうと、コストパフォーマンスは高いと思います。
今まで、カナル型ヘッドフォン+Bluetooth2.0対応アダプターの組み合わせを実現しようとすると
DRC-BT15PとMDR-EX300SL等の組み合わせになってしまい、手持ちのヘッドフォンを使うととかでなければ
少なくとも1万円を越してしまう訳で、実売で半額程度で入手出来るようになった訳ですから。
それにしてもDRC-BT15Pは一向に値段が下がりませんね。他に選択肢が少ないからかな。。。

SONY ワイヤレスオーディオレシーバー ホワイト DRC-BT15P W

SONY ワイヤレスオーディオレシーバー ホワイト DRC-BT15P W

以前の機器と比べ、8台までの機器とペアリングを維持出来るのは便利だと思います。
PCや携帯電話等、複数の機器で使いまわしが簡単に出来るという事です。
(以前は、その都度ペアリングをやり直さないとならなかったので・・・。)
一度ペアリングしてあれば、本体側から接続するだけで使えます。ペアリングコードは0000ですね。
USBコネクタの所にペアリングボタンがあるのは、説明書見るまで気が付かなかった・・・。


以前使っていたDR-BT30Qの時に書きましたが、Bluetooth2.0対応になって、
それ以前の初期の製品に比べ、段違いに音質が良くなったのは間違い無いのですが、
TOSHIBAWindowsXP対応bluetoothスタックで見ると、転送速度は328KBpsで安定しているようです。
当初、DoCoMo P902iSと、PCからはBluesoleilスタックを利用して試してみましたが、
何れも似た音質、音量です。
その後、TOSHIBAプロトコルスタックに変更してみたのですが、音量がかなり違います。
音質としても、残留ノイズ(無音部分で聞こえるホワイトノイズ)が減ったような感じです。
P902iSとBluesoleilが、殆ど一緒なので、DR-BT100CXPの問題かと思ったら違いました。
S/Nは十分なようです。
これは、余談ですが、TOSHIBAスタックだと、数秒に一度、静かな曲だとプチプチノイズが
入ります。少し設定を触ってみましたけど、まだ何が原因か分かりませんが・・・。
ベストな状態・曲によってはBluetoothを通している事を忘れるぐらいのクオリティはあると思います。


ヘッドフォン自体の音質としては、現用の同社MDR-CD900やETYMOTIC RESEARCH ER-6に比べると
MDR-EX90SLにとても近く、若干曲によってはドンシャリ(完全フラットというより、低音・高音重視)
の傾向があるようです。同社の中の上ぐらいのヘッドフォンは大抵そうみたいなんですけども・・・。
あくまで、聞き比べれば・・・という程度の話で、慣れると、好みの問題程度の話な訳ですが。


bluetoothプロトコルスタック(TOSHIBAとBluesoleil)による音質と音量の違いが、
これだけはっきり分かるという事は、クオリティは十分高いと思います。
後は、bluetooth固有の問題なので、規格自体が変わらないと何処の製品を買っても同じ訳ですから、
今回の場合、コーデックは何れもSBCと言われる、A2DP標準の方式で通信していると思われますが、
SONYの場合MP3にも対応していますので、その場合、多少遅延があるのでしょうが、
音楽を聞くのに問題は無く、音質自体は向上しそうな気がしますので、早く送信側も
対応するようになって欲しいところです。一応現状でも自分で設定を触れば、
Windows上から利用可能になるようですけども、結構大変なようです。


SONY Bluetoothワイヤレスステレオヘッドセット マイク付き ブラック DR-BT100CX/B

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