国立メディア芸術総合センター建設に反対します。

昨日の補正予算14兆円の目玉として決まった俗称「アニメの殿堂」と言われている施設らしいですが、
こんなものに何故117億円以上(+維持費)の税金という名の国民からの借金をしてまで
作る必要があるのでしょうか。
同じマンガ家でも里中満知子は賛成、
http://satonaka-machiko.seesaa.net/article/120006495.html
やくみつるは、報道でのインタビューの中で反対という意思を表明しているようです。


総合的な施設としては既に、京都国際マンガミュージアムや、杉並アニメーションミュージアム
という施設は既にありますが、何れも建設費は2桁以上違い、それぞれ8億円、7千万円(建物は流用)
である事からも、100億円超という金額は異常と言わざるおえません。


その他、地元にもジブリ美術館東映アニメーションミュージアム等がありますが、
それ以外にも、手塚治虫等の有名マンガ家個人や、特定団体のアニメを扱った展示施設は、
既に、数え切れない程有りますがそれらとは目的が違うとはいえ、
例えば仮に、そういった所に展示、所蔵されている内容について扱うとすれば
展示内容が中途半端になる事は十分に考えられ、かといって除外すれば、
何れにせよ、その存在自体が全く意味を成さないものになりかねません。


以上の事からも、純粋に展示内容や、目的等だけについて、どのように好意的に考えても矛盾が残り、
今更そういった施設を政府の鶴の一声で作る事自体には納得が出来かねます。
この施設を作って、得をするとすれば、それは官僚や、管理を任されるという
独立行政法人が1つ増え、税金が投入され、高額な報酬を受け取るであろう事
また、建設を請け負う大手ゼネコンぐらいなものではないでしょうか。