VAIO TYPE W VPCW119XJ/W SONY初の本当のネットブック

VAIO TYPE Pはネットブックで無いと言い張ってましたからね(笑)
あの描画速度は、それ以下でしか無かったとも^^;)
ノートPC買ったばかりなので、正直、特に興味も沸かないのですが
その分、余計に公平な第三者の立場から見た評価をしてみたいと思います。

  • 特徴

最大の利点は液晶の解像度の高さでしょう(1366x768)、裏を返せば、それ以外は
極有り触れたネットブックで、特に目立つ点は無いように思います。
デザイン・重さ・性能、何れも特に際立つものはありません。
液晶解像度についても多数派では無いものの他社や、TYPE P等、既に幾つもある訳で
それを売り文句にするには、ちょっと脆弱な気がします。

  • 価格

今となっては普通に3万円切った物さえ販売されています。(SSD8GBモデル)
液晶の解像度だけで2倍の価格は、如何なものかと思います。ネットの情報を見る限り
製造原価、その他考えても、ブランド分の+αを付加しているようにしか感じられません。
それでもSONY製ならば・・・って人も少なからずいる事は間違い有りませんから。
但し、それはニッチ市場以外の何物でもありません。

  • 重さ・外見

一般的なネットブックと比べると、若干軽い部類のように思います。
といっても1.19Kgで、バッテリー動作時間3.5時間程度ですから・・・。
本気で使う場合は、予備バッテリーか、ACアダプターの形態は必須でしょう。
EIAJ測定法の数値だと思いますので、半分以下が実効動作時間と思った方が良いと思います。
ネットブックで無い重さ940gのPanasonic CF-R8がCore2Duoでさえ、同じEIAJ測定法で8時間持つのですから、
同じ国内メーカーとして、もうちょっと頑張って欲しいところです。

モリー1GB、最大で1GBというのは、VAIO TYPE Pと同様です。
TYPE Pも直付けのようなので。DIMMソケットが無く直付けという事?
外見の近い(厚さも殆ど一緒)富士通ネットブックLOOX Mなんかも、ちゃんと2GB増設出来るのに。
それを考えても面白みがありません。CPUもN280で、現在としては標準的な物です。HDDも然り。
OSがXPなのは正解でしょう。ここまで出さなかったのですから、
むしろ、Windows7出てから、初のWindows7搭載とでも謳って売り出しても良かった気がするぐらいです。
きっと夏のボーナスシーズンに間に合わせたかったのだとは思いますが・・・。
キーボードも他と同様、TYPE Pと似た奴で変更無しですから、実際には割と実用性はあるのでしょうか。

  • 総評

何か利点を探そうと思ったのですが、正直ネット上から得られる情報だけでは、
ほんとに何も際立ったものが無いんですよね。液晶の解像度にしても、VAIO TYPE Pの方が高い訳で。
もし自分がSONYの熱狂的なファンだとしても、VAIO TYPE Pの劇遅な画面描画速度が改善されてなければ
絶対に手を出さなそうな気がします。年末ぐらいになって他社ネットブック並みの値段(3万前後)
で入手出来る機会があれば、ひょっとすると買ってたりするかもしれませんが、その時は新しい機種も
出てるでしょうから、VAIO TYPE P同様、結局買わずじまいになりそうな気もします。
余談ですが、TYPE Pでも既にVISTAモデルの未使用品で5万円も出せば余裕で買えますから。
新型のXPモデルでも新品で6万円はしません。やっぱり市場価格は半値ではないかと・・・。
出たばっかりのCF-R8W(CoreSoloモデル)も量販店だと15万ですが、通販では10万円程度ですからね。
ほんと最近訳が分からないです。


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