Xperia SO-01Bで、ドコモ純正FOMA補助充電アダプタ01を使う。

以前から欲しかったのですが、売り切れで買えなかったミヤビックスの
miniUSB-microUSB充電・通信、切り替えスイッチ付きアダプタHAMIBMCBSWが、在庫復活しており
入手できましたので、純正の補助充電アダプタで試してみました。
ここで注意しなければならないのは、以前にも何度か書いていますように、純正補助充電アダプターは、
スマートフォンでない通常のFOMA端末用に汎用で販売されているACアダプター同様、
出力電圧が5.4Vとなっています。それに対して、SO-01BのACアダプターは5.0Vと若干、電圧が低くなっています。
PCのUSB端子から安定して充電できるようにという配慮もあると思われますが、これが仇となって、
折角物理的には他のスマートフォン用のFOMA-microUSB変換アダプタ(SC-01B用のSC01や、T-01A用のT01)が
使えるものの、メーカーでも保障しない、というかむしろ使わないようにという注意書きがされていたり、
実際接続しても電圧が高い為、保護機能が働いて充電できなかったりという方がいらっしゃるようです。
もし運良く(悪く?)充電できたとしても、こういった事が原因かは定かではありませんが、
実際純正のACアダプターでも充電できなくなったという掲示板の投稿等も見られるようです。


私の場合、たまたま以前より持っていた、やはりドコモ純正の5.4Vから5.0Vへの変圧機能を持った
M702isM702ig用として販売されていたFOMA-miniUSB変換アダプタを持っていたので、
これと組み合わせる事によって、都合良く5.4Vの補助充電アダプターから5.0VをmicroUSBで供給する事が
出来るようになりました。以前から他のアダプタ3個を組み合わせる事によって、機能的には
実現できていたものの、大掛かりになってしまう為、その組み合わせは普段は使っていませんでした。
具体的には、こんな感じになります。



難点としては、miniUSB-microUSB変換アダプターにLEDが付いているので、
補助充電アダプターに付けたままですと、バッテリーを消費してしまうので、保管出来ないぐらいでしょうか。
その都度付け外ししなければならないのが、多少まどろっこしかったり、紛失しないか心配もあるのですが、
それを除けば今のところ問題は無いようです。


とはいえ、これも以前から書いていますように、本来Xperiaは充電時に最大で650mA程の電流を
流す必要が有ります。それに対し、補助充電アダプターの保障値は400mA、つまり半分程度しかありません。
以前何度か他の社外品の外付けバッテリーを使いましたが、1個は何故か、その中に付いている
LEDが光らなくなり、単三2本タイプのUSB給電アダプターは、Xperiaのバッテリー残量が0になった状態から
充電したところ、バッテリーが10秒と持ってられないぐらいの高温になってしまいました。
バッテリー自体の発熱なのか、中に入っている単三2本の3Vを5Vに昇圧する回路の熱でバッテリーまで
熱くなってしまったのかは、定かではないのですが、どちらにしても、特にXperiaの残量が0に近い状態では
定格に近い最大値の電流が流れているような気がします。


現状では、携帯電話用として販売されている外付けバッテリーでは650mAを保障しているものは
殆ど無いのではないでしょうか?少し前であればPDA用の外部バッテリーで、同等な機能のものが
良く売られていたのですが、これは端子が極性統一タイプDCプラグとなっています。
今でも多少高いですが販売はされていますので、変換アダプターを自作する事が出来る方であれば、
こういった物を使う事を、お勧めします。


今回の補助充電アダプターにしても、短時間で何度か付け外ししながら充電した方が良さそうです。
本来であれば、出来れば、補助充電アダプターの中を開けて、発熱をしている半導体素子に
放熱板を増設する等の対策をした方が良さそうです。

ミヤビックス Micro-USB変換アダプタ(mini USB Bタイプ)(通信・充電切替スイッチ付き) HAMIBMCBSW

ミヤビックス Micro-USB変換アダプタ(mini USB Bタイプ)(通信・充電切替スイッチ付き) HAMIBMCBSW