SONY NEX-3Aミラーレス・デジタル一眼カメラ+単焦点レンズセット・ファーストインプレッション

発売当時より、経済番組で、構造や工夫等のインタビューを見て、気になっていたのですが、
昨年末、とある好きなアニメの声優さんが購入されたという事を知ったせいもあって、
何れ購入したいと思っていたものです。
それ程、本格的に既存のレビューや評判を気にした事は無かったのですが、
悪い話は一切聞こえて来なかったのと、買いかなと思った事や、裏面照射C-MOSバイス
使ってみたかった事も、付け加えておきます。


ここに辿り着かれている方は、既にある程度、基本的な情報については調査済みと思いますが
既にNEX-3は、メーカー在庫のみとなっているという噂もあり、(店員は口を濁して言わないけど)
個人的には一回り大きいNEX-5よりは、静止画だけが目的なので最初からNEX-5でなくNEX-3が
欲しかったのと価格的にも発売当時の半額近くまで下がってきたせいもあって、購入してしまいました。


一言で言うと今まで1週間程使って特に、これといった欠点は見当たりません。
先日、出掛けたときに初めて持ち出したのですが、フルオートで、適当にシャッター押しただけですが、
日が落ちかけた夕方〜夜間に掛けて、何枚か撮影したものが1枚も失敗してなかった
というのは凄いと思います。
デジタル1眼は、Nikon D50(600万画素)に続いて2台目なのですが、レンズが単焦点という事は
あるにせよ、同じAPS-Cサイズのイメージセンサーでも、感度は上がっているような印象です
具体的に比べた訳ではありませんので、あくまで感覚的なものですけど。
入手当初、バッテリーの消費(自然放電を含め)は、若干多く感じたのですが、
バッテリーの慣らしが出来てなかったのと、ファームのアップデートを行った後は
充分な程、持つようです。
上記でも書いた、Nikon D50のように充電したまま1日撮影して、そのまま1年放置して1日で
100枚以上撮影して、それでもまだ残っているというところまではゆかなそうなものの
1日ならば充分持ちそうな感じです。
シャッター音は、やはりD50と比べると大きい感じです。これも慣れなんで、暫く使っていたら
気にはならなくなりましたが、被写体が接写のネコさんだったりすると、どう反応するものか
若干気にはなります。人によっては唯一の欠点かもしれません。
まだ、ネコさんに遭遇してないので、実際どうなのかは、何とも言えませんけど。
景色撮ったり、例えばインタビューで会話している人を撮影するだけなら
数m離れてる被写体の人物からは多分、気にはならない程度の大きさだとは思うのですが。


次に気に入った点です。D50については、MF(マニュアルフォーカス)撮影については、
ファインダーの大きさや、自分の視力の関係もあり、完全に諦めていたのですが、
NEX-3のそれは、良く出来ており、MFで、アシスト機能(標準でON)を使う事により
ズームリングを操作している間、ファインダーの画像が拡大される状態となる為に
全く問題無くフォーカスを取る事が出来ました。拡大場所は、操作ボタンでリアルタイムに
変更できる為、中心意外にフォーカスを合わせたい場合も利用が可能です。
現行の新しいファームでは、更に項目等に、改良がされています。


NEX-3については、あくまでオマケ的な扱いとして表現されているような、動画撮影機能ですが
充分に実用になりそうです。まず、録画開始ボタンが、シャッターと別にあるところが便利です。
携帯電話の動画撮影機能みたいに、いちいち切り替える手間がいらず、ボタン1つで
すぐに撮影が可能です。画質についても、普通にハイビジョン画面で見て全く問題無い画質です。
記録形式は.MP4となりますが、そのままPCで再生が可能でした。
本格的に動画撮影がしたいという事であれば、価格差もあまり無いNEX-5でいいと思いますが。


撮影感度、ノイズについては、先日入手して、しばらく使っているDMC-LX1という
一回り小さい、割と見た目の良く似ている800万画素のカメラがあるのですが、
やはり室内の蛍光灯程度でフルオートだと全く比較になりません。
撮像素子が全然大きいのですから仕方ないのですが、筐体が一回り大きい程度なので、
これで綺麗な画が撮影出来るなら、やはり高画質な方が良いと思います。
とはいえ、DMC-LX1のようにズームレンズではないのと、コンデジはシャッター音がしないですから、
今後はしばらく、この2台を使い分けて使うつもりです。
あと携帯電話(xperia)のカメラも、屋外では結構綺麗なんですけどね。
ブログの記事程度なら全然問題有りませんので。


それと最初、フラッシュが外付け(付属しているが、使う時は、本体に取り付け感じ)
なのを見て何で内臓しないのかな、と疑問に感じていたのですが、実際使ってみて
通常であれば、まずフラッシュを使う必要が無い事が分かりました。
レンズの大きさによって、本体のサイズでフラッシュが内蔵されてても
使えない可能性(レンズの影に隠れて)を考えての事なのかもしれませんので、
これはこれでいい気もします。


以下、何枚か撮影した画像を掲載してみます。基本的に調整はしておりませんjpegの再圧縮のみ。
全てフルオートです。フォーカスのみマニュアルです。
画像クリックで、フルサイズでダウンロード出来ます。


フェルトの質感が良く出ていると思います。焦点深度、ボケも出ており使いやすい感じです。
余談ですが、ボケかたでカメラの性能の良し悪しを判断する風潮は、どうも好きにはなれないのですが。

昼間の屋外です、手前の屋根のある部分も割りと明るく写っています。
ダイナミックレンジの自動補正が効いているようです。

少し日が落ちた屋外です。壁面にモアレの出そうな模様もあるのに、かなりすっきりした映像です。

同じく薄暗い時間の屋外、話題の吉祥寺方式と呼ばれる今度出来る宅配便の共同配送センターとの事です。

吉祥寺の駅前の夜景、やはりS/Nとか、ダイナミックレンジとか、参考にして頂ければと思います。