HD DVD &Blue Ray兼用機&メディア

以前より発表のあったLG電子のHD DVDとブルーレイ兼用のプレイヤーが
米国内で、発売されることになったようです。
時を同じくして、ワーナー・ブラザースから、HD DVDとBlue Ray何れで再生できるソフト(メディア)
を今年後半に発売する予定とのニュースが。どういう原理かと思ったら、
ディスクの表裏がそれぞれの方式になっているようです。なんか、あまりにも単純(笑)


こうなってくると、今までの何年にも渡っての次世代DVDフォーマット論争は何だったのか
振り回されてた事が馬鹿馬鹿しくさえなってきます。何れこうなるであろう事は、想像に容易い事ではありましたが、
最初の次世代DVDプレイヤーが発売されてから1年と経たずに、こうなるとは。


となると、主導権は益々、東芝でもSONYでも、松下でもなく、ソフトメーカー主導という色合いが深まってくるように思います。
これでは日本企業の出る幕は、まるで無いですね。最初から仕組まれてたような気さえしてきます。


LG電子の両用プレイヤーにしても米国内での発売は決まってるようですが、日本はまだ時期は未定だそうです。
ただ、値段は決して安くない(1199ドル=14万円程度)ので、実際出ても、どの程度の人が買うのかは疑問ですが。
PS3も、Wiiが発売された途端、あっという間にだぶつき気味になった現在、
日本のメーカーの残された道は、安価な録画再生機や、PC用の製品を発売、普及させる事ぐらいでしょう。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070110i507.htm
次世代DVD規格、共通のソフト発売へ…米・ワーナー
 【ラスベガス=小山守生】米映画大手ワーナー・ブラザースは9日、二つに分裂した次世代DVDの規格の両方のプレーヤーで再生できる「トータル・ハイデフ(高品位)ディスク」(THD)の映画ソフトを今年後半に北米で発売すると発表した。時期は未定だが、日本など北米以外でも順次発売するとしている。

 THDは、二つの規格「ブルーレイディスク」と「HD DVD」をはり付けて1枚のディスクにして、片面でブルーレイを再生し、もう片面でHD DVDを再生できるようにした。ワーナーは、現在は両方の規格の映画ソフトを販売しているが、THD発売後は両規格のソフトを別々に売り出すのをやめるという。

(2007年1月10日14時31分 読売新聞)