金本位制と、円天市場=国民年金

ふと怖い事に気が付いてしまいまった気がします。いま、NNN系の報道番組で円天市場の事をやっていますが、
結局は、日本やアメリカの通過は、金本位制を止めた後の資本主義経済は、
規模が違うだけの円天市場、円天という通貨と結局は一緒ではないでしょうか。
金本位制というのは、金という実際価値のあるものの代わりに、分けたり、持ち歩くのに便利なように
国が保障して、通貨という紙幣に交換して流通させていたものだと記憶しています。
つまり、金と紙幣の量は一緒であり、紙幣自体には結局のところ、価値は無かった訳です。


だが管理通貨制度になった今は違います、日本政府の借金だけでも、800兆円あるという事は、国民全員が
最低でも800万円ずつの有形資産を持っているぐらいの(実際には海外にも一部国債は売ってるでしょうが)
計算になるはずで、大人だけに限定すれば、その倍1600万円とか。そんな感じになる筈?


管理通貨制度になって、見掛けより流通量が増えた通貨が余れば、それは資産価値のあるもの、
人の欲しがる物の所に集まるのは、自明の理です。つまろ土地、住宅等を持っている資産家のところには
余計集まり、そうででない人は、通貨を使うだけになります。
貧富の差、格差社会も、結局の所は、金本位制を止めたところから余計拡大したのは言うまでも無いでしょう。
金本位制を初めに止めた国が何処かを考えれば、説明せずとも分かる事でしょう。


日本やアメリカの政府が、信用出来うる組織であれば、いざ知らず、昨今の防衛省の問題、
年金の問題等を見ていると、とてもそれだけの信用があるようには思えません。
当然、国民年金だってそうです。例えば、貴方の友人や親戚が
「これから毎年30万ずつ貸してくれたら45年後から毎年80万ずつあげるよ」
と言われて貸す人がいるかどうかといったら、殆ど居ないと思います。
どっかで、聞いたフレーズだと思いませんか?そう、円天市場と同じなのです。
金保険料を集め続ける限りは・・・。


日本政府って、友人や親戚以上に信用出来るものでしょうか?
L&Gと、日本政府、日銀やってる事や、国民それぞれの資産が0になる
危険性は、さほど変わらないのではないかと。