MPEG4 H.264 CODECと、HD画質記録DVDレコーダー

SONY初の家庭用HDカメラレコーダーHDR-HC1を購入した2年以上前から言ってた事ですが、
当時はH.264 CODECもまだ一般化しておらず、MPEG2ではありましたが、
記録時間が倍程違うだけで、考えとしては変わらないので、
従来DVDメディアでのHD画質記録(と、その方式の標準化という意味に於いて)
個人的には何を今更ってところなのですが、こんな事になるんじゃないかな、という気がしていました。


ある意味、フォーマット論争において、DVDにBluerayも、HD DVDも両方負けたのかもしれない。
海外(特にアメリカ・ハリウッド)での話は良く知らないですが、アジア地域では
DVDが一般的になる以前に、ビデオCDが普及してたりした訳で
十分、予想がついた状況かもしれません。BlueRayよりHD DVDが優勢になったのもコスト、
更にはDVD+H.264の方がコスト的に有利なのは歴然です。
それに、BD/HD DVD関連の開発費、その他の回収という事を考えると、形振りかまってられないというか
採算を考えた価格での普及を待つ余裕が、どのメーカーにも無くなってきたという事なのかもしれません。


量販店のソフト売り場の面積は、現状では、HD DVD 1に対し、BDメディア4、(ちなみにUMD 1)ですが
一時の、BlueRay優勢という後に巻き返したHD DVD東芝でさえ
日本国内では、HD DVDレコーダーRD-A300の後継機としてH.264+DVD記録という
RD-A301を出す事になったというのは、色々な意味で、考えさせられます。
当然SONYPanasonicも同様な機能を持った機種を年末商戦に向けて投入する計画を
発表していますので、暫くはこの流れが続くのではないでしょうか。

PC用BlueRayや、HD DVDドライブの価格や売れ行きを見ていても、、そちらについては
爆発的な普及は想像しがたい状況なようです。DVD-R/+R/+DL/-DL/+RW/-RW等が全て書き込めるドライブが
数千円で買える時代なのに、HD DVD読み込み専用ドライブでさえ2万円、BD書き込み5万円の価格は、
やはり二の足を踏んでしまうのではないでしょうか。
BD+HD DVD両方読めるドライブ(BDのみ書き込めるドライブ)は発売されましたが、両方式に書き込める
ドライブは、今尚まだ発売されていませんので、将来性、価格下落を考えると5万円は出せないでしょう。
使い捨てで\19800もしくは$199以下というが、最低条件では無いでしょうか。