au「au買い方セレクト」

12日から、auでも端末料金を一括もしくは分割で支払う方法が始まるようです。
ドコモが今回発売の905iシリーズ以降でないと、新しい料金が適用されないのとは対照的に
既に発売中の端末等でも、新料金が適用されるとの事。ただ、全然得でないという話も聞こえてきます。


私の場合ドコモを長期間使っていますが、仮に、このまま端末を使い続けるとすれば
新しい料金制度の恩恵には、一切授かれないという制度には、そもそも納得がいってないのですが、
その上、以前からそうですが、既に長期間継続利用しているにも関わらず、それよりも、
加入したばかりで1年ないしは2年単位での契約をしたユーザーの方が料金が安くなるというのは、
ちょっと違うんじゃないかな、という気もします。
釣った魚には餌をやらない、という言い回しがありますが本当に、そんな感じです。
もう少し、考え方を変えないと、既存ユーザーの流出は止まらないんじゃないでしょうか?


というのも、905iが、現在の機種変更並みの価格であれば、買い換えても安いかな
と思っていたのですが聞いたところ、どうも一括払いで6〜7万円という価格になるらしい。
販売奨励金(インセンティブ)分、安くなると思ったら、どうもそういう訳では無いようです。


現在の端末価格が3〜4万円ですから、ドコモ側が払っていた奨励金分、2万円と言われていますが、
それをユーザー側の負担に付け替えただけのような^^;)
そして、その分を、月額料金から差し引いただけ、そう考えると一番分かり易いのではないでしょうか。


巷で言われてるように、現状機種変更をした場合、2年程度掛かって加入者は端末代金を
分割して返済しているのと一緒という定義づけをするのであれば、直近に加入や機種変更した期間から
計算して、コース変更だけを認めるべきではないかと思います。
本当に総務省の指導が、というなら、そこまで徹底させるべきだったのではないでしょうか。


で、おそらく販売店の1台あたりの収益は変わらないような気がします。
これで、一番得をするのはキャリア(ドコモ)なのではないでしょうか、
端末販売時に、ある意味、前払いで販売店に支払うべき報奨金を払わなくて済むのですから。
もし仮に短期で解約されても痛くない、つまりリスクを負う必要が無くなる訳です。
これは、ソフトバンクモバイル、今回のau何れも同じビジネスモデルという事なのでしょう。


ハードウェアとしての携帯端末の開発、販売が、どの企業でも、キャリアと関係無く行えるようになって、
「バリューコース」への変更が、905iの購入と関係なく行えるようにまでなれば、話は別ですが、
そうでない限り、現状では結局のところ、何も変わったうちに入らないように思えます。


話を戻して、その6万円、一括で支払ったとして、1680円月額料金は安くなりますが、1年間で約2万円
現在の端末価格が約3〜4万円ですので、1年半使って、やっと同じという事なのでしょうか。
ちなみに、ベーシックコースは15750円それより安くなるけど2年縛り、
つまり2年縛りになって、金額は現状の料金プランと何ら変わらない。そういう事になりそうです。
とりあえず結論としては、今は見逃して、半年先程度に出るであろう、次期モデルが出た時に、
905iが安価になるのを待ってから買い換えて、バリューコースに変更するのが良いような気がしてきました。
次期モデルが出た時に、905iが幾らになるのかは、全くの未知数ですが。
端末の値下げ価格が、1680円*6ヶ月=約1万円以下って事は無いとは思いますので。