au買い方セレクト店頭価格に見る、ドコモ新プランの考察

まず、au買い方セレクトについてですが、店頭でパンフレット2種類、店員さんの話を総合すると
やはり、ドコモのバリューコース・ベーシックコースと、ほぼ同じものである事が分かりました。
ただ実際には、「似て非なるもの」とも言えるかもしれません。


ドコモの新料金プランは、25日開始という事なので、905iシリーズが発売されるのも、その前後になりそうな感じです。
au買い方セレクトですが、店頭で見たところ、ドコモ・ベーシックコース相当のフルサポートコースについては、
販売価格はオプション加入条件で0〜1万円程度、
同様に、ドコモのバリューコース相当のシンプルコースでは、何れの機種も3万円前後の端末価格が付いています。
(量販店Y電機にて調査)


月額料金も、フルサポートについては従来と同様ながら、3600円が半額の1800円になる
「だれでも割り」を適用しても、解約時違約金は取らないとの事です。
その代わり、端末自体の契約解除料は、1年以内で18900円、25ヶ月目には0円という手段が取られます。
結局のところ、実質端末価格0円+月額1800円という感じでの加入が出来るようです。


その一方、シンプルコースについては、月額料金1000円ですが無料通話分無し、
その上、端末価格が3万円ですので、フルサポートと比べると、殆どメリットは無いようです。


というのも、例えば、フルサポートと、シンプルコース、どちらも2年使った時点での最低の支払額は、


フルサポート:0+(1800*24)=43200
シンプルコース::30000+(1000*24)=54000


という感じになるためです。
実際には更に無料通話分がフルサポートの場合1000*24ヶ月=24000円
差し引かれると考えると、更に差が出来てしまいます。
43200−24000=19200円と、54000円と、2年間で3万円違う事になるようです。
基本料金だけ払い続けると仮定すると、これは何年使っても支払い総額が逆転する事は無いように思えます。
(簡単に言うと、単純に計算する限り、無料通話分を差し引くと、フルサポートが月額800円、
シンプルコースは1000円が月額料金となり、更に最初の端末価格3万円が足されるためです。)


単純に支払額の合計で計算すると3年使った時点で、同じ金額になりますので、
一切、発信とデータ通信をしない、着信のみで利用という人であれば、3年間が分岐点となり
以降は、シンプルコースのみの方が、支払額が少なくなります。


シンプルコース:30000+(1000*36)=66000
フルサポート:0+(1800*36)=64800


何がドコモと違うかというと、バリューコースでは、auのシンプルコース同様、端末料金が前払いとなり、
月極料金が同じく1000円に出来るのですが、それが丸々無料通話分となる点が最大の違いです。
もし仮に、端末価格が噂通りの6万円になったとしても、この差は大きいと思います、現行料金プランと
比較すれば、2〜3年使い続ければ、その後は丸っきり基本料金は掛からないのと同じ事になるようです。
但し、その代わりauには無い「縛り」がついてしまいますが、使い続けるのであれば得でしょう。


その一方、ベーシックコースの場合、端末価格が15750円割引されて、無料通話分は一緒(1000円)
ですが、月額料金が「ひとりでも割50」を適用しても、バリューコースの1000円から、
に対してベーシックコースは、1890円からとなってしまいますので、890円*17ヶ月使えば
それ以上の差となってしまい、つまりは、約1年半以上使うのであれば、最低支払い総額が逆転してしまいます。



バリューコース:(端末価格)+(1000*17)=端末価格+17000
ベーシックコース:(端末価格)−15750+(1890*17)=端末価格+16380


それに事実上、ベーシックコースは2年以内の解約は出来ませんので(違約金が掛かる)殆ど意味がありません。
つまり、これはauとドコモでは全く逆の戦略が取られてる感じです。


尚、やはりauにしても、プラン変更は、端末を買い換えないと変更できないところは同じようです。
但しドコモと違い、現行機種も全てプラン変更の対象になるところだけは、違うようです。


で、結果を言うと、私なりの結論


★auの場合

★ドコモの場合

  • バリューコース

が、得になると思います。

・・・実のところ、自分で書いてても、時々訳分からなくなりそうな感じです。
1度聞いて理解出来る人が、どの程度いるのでしょうか。今回ソフトバンクについては触れませんでしたが
むしろ、方眼紙にでもグラフを書いた方が良いぐらいかもしれません。
実際には、大抵のプランに付いている無料通話分の1000円程度も使わないという人もいると思いますので、
そういう場合は、もっとややこしい事になってしまいそうですが。