またも懲りないサマータイム論議

経団連、政府自民党が率先しているというあたりで、お気づきの方が多いと思いますが、
こんな事までアメリカの真似をさせ庶民に余計な出費をさせようという魂胆がミエミエです。
温暖化対策なんて言ってるのは後付で、何の意味も、科学的根拠も持ちません。
文末のWikiをご覧頂ければ分かるとおり実施されているのは、アメリカ、欧州地域ぐらいで、
アジア等の地域では、既に実施後、廃止されている国が多い事を見ても明らかです。
ホワイトカラーエグゼンプション同様、労働者の権利という意味においても、敢えて書くまでも無いでしょう。


特に欧州、北米と違い、四季の変化がはっきりしている日本では、
赤道直下に近く、一年中気候が安定している地域同様、
年に2度だけ生活時間を変える事など、それ自体、何の意味も持たないと思えます。
何故、こんな前世代的な遅れた考えを、また持ち出すのでしょうか。
これ以上の煩わしい事は、御免こうむりたいです。


今の世の中、例えば、家庭の中に時計の付いた機器が、どれだけ有ると思っているのでしょう。
目覚まし時計、携帯電話、ビデオデッキの3つだけ取ってみても、それらが非対応だったら
どうなるかを想像してみて下さい。どれだけの負担、切替前後にどれだけの社会的混乱が起きるかは
火を見るより明らかです。そして、それら全ての機器を買い換えるという事を考えてみて下さい。
どれだけの出費になるかは容易に想像がつくこととおもいます。
サマータイム非対応の旧機種の資産価値も暴落でしょう。
あの昨年のPSE(電機用品安全法)問題の混乱をも彷彿とさせます。


そして新しい機器の買い替え、操作を覚えなくてはならない事などを取ってみても
庶民、高齢者イジメ以外の何物でも無いと思います。
個人的には、何一つそれに勝る利点を思いつく事が出来ません。


パソコンや、産業用、金融用等のコンピューター関係のソフト入れ替えだって、ただ事ではありません。
当然、それらソフトウェアの開発費用、その他も含め、とてつもない負担になると思います。
2000年問題の比ではない問題が起きる可能性だって決して少なくないと思います。
それが毎年、2回必ずやってくる訳です。それを考えただけで、ぞっとします。


まだ世の中にコンピューターの存在しない戦後すぐに日本でも一度導入したが廃れたぐらいです。
今の時代には、まったく適さない考えだと思うのですが、皆さんは如何思われるでしょうか?
導入した後、廃止した国も少なく有りません。以下も是非、ご覧下さい。