東京湾口道路と、環八に見る新しく道路を作る事の無意味さ。

そんな計画がある事を今まで、全然知りませんでした。
既に、誰も使ってないアクアラインがあるのに神奈川県横須賀市から千葉県富津市に作る計画だそうな。
後は、多額の調査費等、今までと全く同じ、全く以て不可解極まりない計画です。
あまりに馬鹿馬鹿し過ぎて説明する気にもなりませんので、ウィキペディアで詳細はご覧下さい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E6%B9%BE%E5%8F%A3%E9%81%93%E8%B7%AF


東京近郊の方以外は、ご存知無いかもしれませんが、環状八号線(環八)"カンパチ"という
高度経済成長時代から使われている交通量のとても多い環状道路があります。一部はずっと未開通のままでしたが
数年前に、ようやっと残りの数kmが開通した道路があるのですが、その新しく開通した部分は
今になっても、既に数十年使われている部分と違い、殆ど交通量がありません。夕方の通勤時間帯や
連休時でも1分に10台も通ればいいところでしょうか、そうでない時は1分に1台も通るかどうか。
多額の税金を使ったにもかかわらず、対費用効果は無に等しい状態といってもいいと思います。


というのは、元々その道路の新しく開通した部分を通る需要が全く無かったという事、
生活圏の違いというものがあります。この状態を見て、数十年、数百年掛かって作られてきた道、街道を
舗装するような事業ならばともかく、行政の勝手で道路を作る無意味さを思い知りました。


東京都区部の住宅地だって、この状態です、地方であれば、尚更の事でしょう。
とても簡単な事です。それなのに行政は新しい道路を、利権の為に作ろうとする、全く酷い話です。
国力があった時ならばそれも少しは意味があるかもしれません、但し今は違います。
新しい道路なんて、全国何処だって、まず作る必要が無いと思えます。


上記の環八未開通部分だって、数十年〜百年も経てば、以前から開通していた部分と同様の
交通量が発生するかもしれません(今の日本の人口減少傾向・高齢化に於いては100%無いでしょうが)
でも、慌てて今計画や工事を進める必要があるのでしょうか。
それは、その時になって考えればいい事だと思います。
地下を通ったり、何かもっと画期的な方法だって数百年先には出来るかもしれません。
これらは、現在問題となっている道路特定財源ガソリン税とも関わってくる問題です。
何かと理由を付けて道路特定財源を維持しようとする政府自民党の考えには納得は出来ません。
一般財源化だって信用は全く出来ません。そんな事しても、その税金は絶対に国民の手元には戻って来ないと思います。
税金を集める法律より、まず分配する法律が先に作られるべきでしょう、それが全くされてないのですから。
年金、国民年金等で国民に分配する気は、さらさら無いという、良い証拠でしょう。自分で積み立てた方が間違い無いです。
ほんと腐りきって腐敗してると思います今の日本は。何処ぞのミートホープの原料の肉どころじゃないでしょう(笑)


余談ですけど、なぜミートホープの社長が4年の実刑判決で、国民年金搾取した社会保険庁職員が
起訴されても(殆どされてないけど)1年6ヶ月で、執行猶予3年がなのですか?
あれが4年ならば実刑10年も食らわせるべきだと本気で思う。
当然司法だって公務員の1種に他なりません。全く信用が出来ないのです。
おまけに裁判員制度は、行政裁判は対象外と来ています。ほんと、どうなってるんだか。