地デジPC用チューナーの意義

昨日書いたばかりなのですが、ふと思い出しました、BSデジタル放送が始まったばかりの頃の事です。
B-CASカードが刺さっていなくても、デジタルハイビジョン放送は見れました。
今はもう現行機種として発売はされてなかった筈ですが、当時のi-Link(IEEE1394)端子付きのチューナー
であれば、IEEE1394端子で、PCに接続してDVHSビデオデッキ用のソフトを使えば、
そのままPC用のディスプレイでハイビジョン画像も見れたようです。
(当時自分の家にはチューナーはありませんでしたけど・・・。)


今、部屋にはiLink端子の付いた地上波デジタルチューナーと、BSデジタルチューナーが
置いてあります。B-CASカード等というものが無ければ、もしくはB-CASが不要な放送形式に戻れば
2万円何某もするチューナーを、わざわざ買わなくても
PCでハイビジョン画像が見れると思うと何だかなぁって思ってしまいます。


それに、PC用チューナーを買っても、今度はHDCP対応ディスプレイだ、
HDCP対応ビデオカードだと、お金が掛かり過ぎです。
その上、録画した画像を保存するにはBDドライブ(ブルーレイドライブ)が必須です。


海外でもデジタル放送が行われている国は多数有ります。当然DVBやISDB準拠の方式であり
簡単に言ってしまえば、送信側からデジタルデーターを電波で送り受信機でそれを
ODFMなりQPSKで復調するだけの事です。フリーオの構造を見れば分かる事ですけど、
実際には、ハードウェアとしては、とても簡単なものです。
後はPC上のソフト次第、日本の場合は、それにB-CASカードを使った、
公開暗号の復号という処理が加わりますが。


何れにしても、折角安価な費用でデジタル方式の高画質なテレビを見る事が出来るために
世界中が協力して、開発された筈のデジタル放送の筈なのに、
日本においては、それが特定団体、そして天下り公務員、官僚の利益の為に
それが妨害されているのかと思うと、気分的に納得できないものがあります。