プロバイダの通信量規制の是非について

インターネットを商業主義にあまねく危険な一歩ではないでしょうか。
こういう規制を行おうとする事を推進しようとする輩は、インターネットの成り立ちを分かっていない証拠です。
どういった経緯でインターネットが発展してきたか、もっと良く考えて欲しいものです。
利益追求のために、トラフィックに見合ったバックボーンが確保する努力をしない、
というプロバイダに対して、むしろ総務省は、免許を取り消すべきなのではないでしょうか。
当然、ユーザー確保のため経費に比べ、不当に廉価な契約をする行為も含まれます。


通信量の拡大そのものが、インターネット、ユビキタスの発展そのものではないかと思います。
プロバイダの利益の為に通信量を規制するといった行為は、インターネットの発展そのものを
阻害する行為ではないでしょうか。
FONに対する規制を行おうとする行為も同様だと思います。


これと同時に、今までタダ乗りしてきた「情報プロバイダ」つまり、回線接続を伴わない
情報を提供するだけ、もしくは情報やサービスを元に収益を上げている企業は、
広告料収入等による利益に対して、一定の費用負担を行い回線プロバイダ間の
バックボーン回線の増強に掛かる費用の一部を負担する事を何かしらの手段を持って、
明確にするべきではないでしょうか。
これについては、以前にも書きましたが、未だに一向に、そういった話は聞きません。
著作権に関わる利権同様、「言いだしっぺ」だけが漁夫の利を手にするような考えは廃するべきであり
一定分を社会(つまり、この場合はネットワークの強化)に還元するべきであり
インターネットを商業主義の餌食にしてはならないと思います。
現在は、例えば情報プロバイダがレンタルサーバー運営会社を利用した場合、
そのレンタルサーバー会社が、回線プロバイダーに接続する回線の増強を期待するしかありません。


商用プロバイダが出来る以前は、インターネット(もしくJUNET JUICE)利用者(の所属する組織)
の全てが、回線プロバイダでもあった訳です。その為、回線速度と、利用量のバランスが
取れていましたが、インターネットの発達とは反対に、回線プロバイダと、ユーザーや情報提供者
のバランスが崩れたとも言えます。本来インターネット利用者は末端の回線だけでなく
バックボーン構築の費用負担もするべきなのは言うまでもありませんが、
それが現在では、一部とはいえ、プロバイダや、バックボーン回線貸し出し、敷設を行う企業の
利益追求に阻害されかねない状況であるとも思えます。


現在、プロバイダは2箇所契約していますが、その1つ「ぷらら」は規制を最初に始めた
悪しきプロバイダの1つです。(その当時は社会問題となり総務省に警告を受けたようです。)
メールアドレスを変更するのが面倒だったので今まで、メールドレス用として契約を続けて来ましたが
今後、こういった当初の規約に無い規制を実際行った場合は即刻解約するつもりです。