SONY MDR-CD3000ヘッドフォン

某所にて短時間ですが試聴する機会がありましたので、感想をメモしておきます。
かなりエージングされてるというか、使い込まれた物かもしれませんので、
これが本来の音かは、断言は出来ない事を、最初に、お断りしておきますが、


既に生産終了との事で、確かに面白い(?)特徴のある鳴り方はするのですが、
たまたま持っていた携帯音楽プレーヤーの音源で聞いた限り、
アコースティックで、かなりはっきりピアノのダンプ音が聞こえるものがあるのですが、
それが、他の幾つかのヘッドフォン(ER-6やMDR-CD900等だけでなく、普及品も)に比べ、
かなり小さい音になってしまっています。
恐らく3KHz〜の周波数の音が、かなり小さいのだと思います。
その代わり、中域(〜1KHz程度)は、音に丸みがあって、聞こえないものまで
聞こえるような感覚も感じられます。裏返せば、低域や高域が聞こえてないという
可能性もある訳ですが(mp3なんかの圧縮アルゴリズムの原理と一緒ですね)
なので、聴き疲れがしない=音楽を楽しむという意味では否定はしませんが、
制作用途には、全くお勧め出来ない感じです。
とはいえ不自然さは無いので、これが本来の音と勘違いしてしまう方は多そうですが・・・。


まぁ、買うかどうかは個人の自由ですけど、某オークションで高値がついてるから
といって手を出すのは、どうかなって感じです。
ハードオフで3千円ぐらいで転がってれば手許に置いておきたとは思いますけど^^;)
バイオセルロース振動板という事で、話題にはなってた気がしますけど、
現在、ビクターのHP-FX500というインナーイヤー型で木材を薄くした振動版を
使ってるものがあるのですが、高域は出ないという話を複数のブログで見たので、
やはり似たような感じなのでしょうか?