電気二重層コンデンサ(スーパーキャパシタ)

スーパーキャパシターとはいえ、1個あたり1Fとか1.5F程度のものだと思っていたのですが
たまたまメーカーサイトの広告を見て調べたところ、いつの間にか100Fとか200F程度の容量の物が
出回っている事に気がつきました。ちょっと見ただけでも店頭で、2.5V 200Fのもので
3000円程度で手に入るようです。価格的にも決して個人レベルで手が出ない値段では無いみたい。
大きさも小さい物では直径2.5cm長さ6cm程度です。
http://akizukidenshi.com/download/EDLC_r.pdf
メーカーによっては同じ容量であっても、桁違いに大きい物もありますが。
最大電流で300Aとか600Aを流せる物もあるようで、そういうのは外見が大きいのかもしれません。


1Fというのは、1Aの電流を1秒流し続ける事が出来る容量だそうですから、
これを計算して単位Ahに換算すると、1時間=3600秒ですので、1/3600Ahですから、200Fですと200/3600Ah
つまり1/18=0.0555Ah=55mAhになるようですね。
耐圧2.5Vですから55mAhの1.2VのNiMH電池が2本程度というところでしょう。
初期の単三NiCd電池が確か500mAh程度、現在の物(NiMH)で2000mAhといったところでしょうから、
同じ容量を得ようとすると、価格的には40本=12万円ぐらいでしょうか^^;)
とはいえ、初めて1Fのものを見掛けて10年程度で200倍になったとも言えますので、
これが更に100倍になるのに10年掛かったとしても、そんな遠い未来の話では無さそうです。
携帯機器用の燃料電池も出ると言われながら、結局数年経っても、実際出て来ない現状を考えると
どっちが先に実用化になるかといったところなような気もします。