納得できない、一部の科学者やスポーツ選手の事業仕分けに対する姿勢

科学者と言われて、事業仕分けに抗議しているとしてマスコミに出ていた人物の少なくとも数人は
独立行政法人理化学研究所の研究員ですね。
その中の一人、ノーベル賞受賞者利根川進氏も、同じく現在は理化学研究所の管理職です。
http://www.riken.go.jp/r-world/info/release/news/2009/may/spe_01.html
事業仕分けの対象となった、次世代スーパーコンピューター研究予算の交付先である母体組織
と言った方が分かり易いでしょうか。下記をご覧下さい。
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200912010009a.nwc
住んでる街の、すぐ隣接する場所にある施設なので、
少しは親近感を持っていたので、結局はこんな人たちだったのかと思うと、がっかりです。
知人で、民間で、当時国の予算を貰って次世代コンピューターの研究をしていた人や、
某大企業で、スーパーコンピューターの研究をしていた人も、知人に何人もいますが、
税金絡みの仕事は出来ればやりたくないような話を何度も聞いていたのに比べると
今回のように税金が交付されないとなって、抗議する研究者・科学者がいるというのは、
ちょっと個人的には理解が出来ません。
何故、そんなに税金に頼らなければ研究が出来ないのでしょうか。


今日になって、ニュース番組を見ていたら、誰でも知っているようなスポーツ選手も、
横一列に並んで、仕分けの削減に抗議した・・・。と、報道されていましたが、
具体的な主張内容は、上記学者の場合と同じく殆ど言っていなかったのですが、見た限り感じたままを書くと
アマチェアなら、アマチェアらしく、税金に頼らないで出来る範囲で
やって欲しい。税金を貰って、自分の名声を上げて、挙句の果てに金儲けをしたいと?
残念ながら、正直そんなふうに感じてしまいます。同じく、がっかりです。
例えば日本相撲協会高校野球連盟を初めとするスポーツ関連団体に、どれだけの多額の
税金が投入されたり、税制面の優遇がされているか、ご存知の方なんて、極一部なんでしょうね。


この人たちに限らず、誰だって、お金貰って自分の好きな研究や、スポーツに
打ち込めたらなんて事は思っているのではないでしょうか。
何故、この人たちだけが、そういった事が出来るのか?とも、正直感じてしまいます。
残念ながら、この人たちの考えは、大多数の国民の意識とは、掛け離れていると
言わざるおえないのではないでしょうか。
今、まず優先されるべきは、行政改革、公務員改革なのは言うまでも無いと思います。
ただ、よほど本気で取り組まないと、先程も報道されたように、予算削減の対象となった、国土交通省管轄の独法で
天下りの為に運営されていると言って過言では無い、関西の淀川資料館から、1文字抜けた淀川資料
という名目で(資料館を、資料として利用するという事らしい)内容の同じ
8千万円の予算請求がされたりなんて事が、まかり通ってしまいます。
こんな馬鹿げた事が、いつまでも行われるなんてのは、絶対許されないと思います。
昨日のブログに書いた、事業仕分けの対象となった税金泥棒、雇用能力開発機構の呆れた実態然りです。
絶対に、これらの事を許す訳にはゆきません。