アイオーデーター DataSalvagerLE

先日、このソフトが欲しくて型落ちのUSBメモリーを購入したのですが、
その直後、早速試したものの、IO-DATA純正のメモリーカードリーダーを使ったところ、
後々考えると、皮肉な事に、多機能というか複数の種類のメモリーカード
ドライブ4つとして認識されるタイプだったせいか、うまく、メモリーカード
リムーバブルメディアとして認識されず、利用が出来ませんでした。
(製品版と違い、リムーバブルメディアのみが、復旧対象となっている為)
ところが先程、他社製(SONY)のカードリーダーを使って、修復する事が出来ました。


以前、1GBのメモリースティックDuoを、HUBに接続したせいで、バスパワーが足りない状態で
書き込んでしまった(意図しない、OSというか、エクスプローラーのサムネイル作成機能で)
事があり、以来デジカメの画像が読み取れなくなってしまったメディアがあり、
殆どはバックアップを取ってあったものの、最後の数枚、出掛けた先で撮影した筈の、
どうしても諦めきれないファイルがあったもので、
いつか復旧させようと保存してあったメディアです。


今回、リーダーに付けた所、やはり当時の状態と一緒で、画像が読めず、
DataSalvagerに読ませようとしたところ、メディアそのものが読み取れないという
エラーが出てしまいました。きっと、FAT(FAT32)の、領域を示す情報のLBA値が、本来有り得ない
1GByte以上の場所を示していた部分があったせいではないでしょうか。
その状態で、SONYのリーダーでは、フォーマットを掛けても、認識出来ないメディアとして
判断されてしまい、フォーマットすら掛けられない状態でした。


その後、前途のIO-DATAのリーダーに刺しても、やはり同様な状態だったのですが、
メディアを刺した直後(ディレクトリの表示等をする前)であれば、FORMATが可能な事を発見
当然の事ながら、クイックフォーマットを選択した上で、フォーマットを掛けて
取り敢えずOS上からブランクディスクとしては扱える状態となりました。
この状態で再度、SONY製リーダーに取り付け、DataSalvagerLEを利用したところ、
無事に、JPEGファイルを回収する事が出来ました。
FATを消去してしまったので、ファイル名は消えてしまいましたが、
JPEGのタグ情報で撮影日時等は確認が出来る状態なので、無事完全に復旧出来そうです。


現在は既に新しいバージョン等もあるのですが、メモリーカードの復旧だけならば
十分なのではないでしょうか。
現在も同社製品のオマケで配布されてるのかは分かりませんが、
市販バージョンもありますので、同様なトラブルで、お困りの方がいらっしゃいましたら、
試してみるといいかもしれません。