ジモティ(ジモッティー)という言葉の歴史、「オタク」「萌え」の始まり。

ひだまりスケッチ×☆☆☆の中で、初めて聞いたというカキコミを見掛けましたが、
私も、ジモティは知ってましたけど、ジモッティーは初耳でした。
2001年〜2002年、フジテレビで、地元発信! 東京ジモティ という番組が放送されていた
との事ですが、私が始めて、この言葉を知ったのは、同じくフジテレビで’81〜96まで
レギュラーで放送されていた、なるほど!ザ・ワールドという人気情報番組の中です。
その中でも比較的最後の時期になってから、番組中、地元の人から情報を集めて・・・
というようなコーナーか、もしくはその説明にジモティという言葉を使っていたのを、覚えています。
この番組が始まった80年代当時は、他にも、世界まるごとHOWマッチ等、
海外情報番組が、増えた時期だったそうで、それに類する番組は、視聴率も高かったようなのですが、
この番組のレギュラー放映が終了した90年代になってから、どの程度の視聴率があったのかは、
分かりませんが、それでも現在の情報番組の平均的な視聴率よりは、高かったのではないでしょうか。
だとすれば、ここからは、あくまで推測ですが、この言葉が全国的に広まったのは、
この番組がきっかけだったような気もします。


いい機会なので、ついでに言及しておきますが、
ここ十年前後、ある特定のマニアや、その価値観を示す言葉として、
最近は、マスコミで「萌え」という言葉が多用されており、その由来や語源といったものが
「オタク(ヲタク・おたく・をたく)という言葉だという事も含め、そちらついては、もうすこし古く
90年代半ばにマスコミが使い始め、同時に流行ったものなのですが、これについても、
かなり色々調べたのですが由来というか、初めて大々的に使い始めたというのが何れの言葉についても、
テレビ番組である事は、ほぼ間違い無い筈なのですが、
それについても、95年頃当時、国内のプロバイダの発足に従い、インターネットや、Webサイトが急激に
発展した事は、ご存知の方が多いと思いますが、
遡る事、それより10年程、主にパソコンをホストコンピューターとし、電話回線を介した
メールや掲示板サービスを使えるパソコン通信が、国内ではシリアルインターフェースを備えた
8Bitパソコンや音響カプラの普及し始めた80年代半ばから出来始めた訳ですが、
NECPC-VANや、Nifty等の商業パソコン通信サービスや、それより一足早く、草の根BBSと言われた
比較的小規模のBBSも多数出来初めており、中には、東京BBSといった、大規模な物を含め、
1箇所に全国からアクセスされるような著名な、パソコン通信ホストもあったのですが、
特に、上記でも書いた初期から存在した東京BBSや、東京大学のアニメーションサークルが設置した
当時放送されていたアニメから名前を付けたと思われるメイプルタウンネットワーク(MAPLETOWN-NETWORK)
等もあり、当時比較的アニメーション関係のマニアが集まって活動していたと思われる
ニフティや、PC-VAN、東京BBSや、メイプルタウン等、何れも比較的最近まで、
発足当時のログまで全てが見れる状態にあった訳ですが、今まで出来うる限り調べた限り
その何処にも、「萌え」や、「オタク」という言葉に類する物を見つける事が出来なかった事からも、
これらの言葉については90年代後半以降になり、故意にマスコミが流行らせた物でしか無いと思え、
自然発生的に広まったもので無い事は明白と思われます。
そして恐らくは、故意にマスコミが捏造した流行語でしか無い可能性が高いと思えます。


現在においても、マスコミ、特にテレビバラエティ等に関しては、全体的には殆ど存在しないと思われる
如何にもといった感じの人を、集めて、さぞそういった人が全てであるかのようなインタビューを
放送したりといった事が少なくなく、決して好意的な意味では使われておらず。
こういった言葉が偏見を持ちつつ広まる事についての懸念を含め、
もう一度良く考える必要があるのではないでしょうか。