ジモティ・ジモッティーの由来・歴史(2)

先日、こちらに書きましたが、ちょっと気になったので、もう少し調べてみました。
なるほど!ザ・ワールドの件については、残念ながら見つけられなかったのですが、
少なくとも90年代半ばには存在していた言葉のようです。
インターネットの特性上(企業、学術系ネット以外に、国内で一般に普及し始めたのが95年以降である事から)
95年頃以前の情報は、間接的に、その事を調べた結果を見つけるという方法以外では、難しいので・・・。


個人的な推測では、80年代末の土地バブル崩壊と共に、それまで遠い繁華街で遊んでいた若者が、
地元で遊ぶようになった為、地元の情報の重要性が増した事により、それに関連した言葉、造語が
新たに発生し易くなった土台というものがあるのではないでしょうか。


ちなみに掲示板等で、過去に同様な事象を調べた方のブログ等を見ますと、
ある方が、自身のブログ上で「ジモティー」は自分が作った造語だと公表したという記載が有ると在り、
調べてみたのですが、残念ながら、その記事自体を見つける事が出来ませんでしたので、
いつ造ったとされてるのかまた、それが公に認められている事なのかは不明なのですが、
なので、今回敢え正確なて情報としては除外してありますが、それが仮に本当の事だとしても、
下記にあるように、「ジモチー」という言葉が、93年という時点で存在していたのが事実とすれば、
○○ティーという比較的発生しやすいと思われる、言葉の造りという事もあり、
アニメひだまりすけっち×☆☆☆中で使われていた「ジモッティー」のように、
実際には語源を同じとする言葉が既に存在していた、もしくは同時多発的に発生したという可能性は
多分にありそうな気がします。


以下、調べた内容をリンクしておきます。ブログ以外の記載が多い為、許可を取っておらず、
あくまで個人的メモとして残しておきますので、敢えてリンクは外していますので、
オリジナルサイトはURLのコピペで見て下さい。

ジモティ味リンピック(1998年頃)


http://www001.upp.so-net.ne.jp/ketoba/1998/9811.html

>※近藤さんから「98金沢大学キャンパス用語」を送ってもらいました。その中から面白いものをいくつか紹介します。
>・じも【地元】=地元の子。
ジモティー」という語はよく使いました。


http://www14.plala.or.jp/Cuba/20080410.htm

例えば、斎藤環氏は『社会的ひきこもり』(PHP新書,1998)で、若者が「ひきこもり系」と
「つながり系・地元でまったり、ジモティ」に二極化しているとする。
ジモティとは、地元仲間とか地元で遊ぶという意味の若者言葉だ。


http://www.jpskr.com/archiver/tid-44647.html

ジベタリアン
〜中略〜
1995年ころから使われ始め、1997年〜98年ころにより浸透したと思われる。
〜中略〜
若者の行動範囲が広がり、居住地周辺で遊ぶことが減り、特別なことになったので、「じもる」という言葉が生まれたのでは。
一方、地元で遊ぶことが少なくなったので「じもる」という言葉が使われることも少なく、あまり浸透していないようだ。
語源は「ジモティー」「ジモ通(つう)」などと同様、「地元」であり、地元+る で動詞化されて使われ始めた。(S. A.)


http://okazima-web.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/bbs.cgi?r=room_1&BBS_MSG_010921173225.html

「地元民」を「ジモティ」と言われていましたが、全国方言友の会編「みんなの方言講座」(双葉社1994,8,1)では
「ジモチー」という表記をしていました。初耳です。ジモチー。