衆議院山口県第2区選出議員補欠選挙の結果

衆院山口2区補選ですが、予想通り民主が勝ちましたね。当然だと思いますが。
山口県選挙管理委員会のサイトは、こちらにあります。
http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a36000/shu-hosen/top.html
でも、年代別の得票率等は当然わかりませんので、新聞社のサイトを見たのですが、
例えば朝日新聞出口調査では、
http://www.asahi.com/politics/update/0428/SEB200804270024.html

ガソリン税率、7割が復活に反対 衆院補選出口調査
2008年04月28日02時08分
 衆院山口2区補選で朝日新聞社が実施した出口調査で、争点となった
道路・ガソリン税問題で暫定税率復活の賛否を尋ねたところ、
全体の7割が復活に反対し、賛成の4分の1を大きく上回った。
自民、公明の支持層も5割強が反対と答えた。民主支持層は約9割が反対だった。
 投票先を年齢層別にみると、30代から50代までは6割強、20代と60代では5割強が平岡氏に投票した。
ただし、70歳以上は山本氏に投票した人が多かった。
 候補者擁立を見送り、動向が注目された共産支持層は9割以上が平岡氏に投票した。

これだけ、民主党が、医療制度を争点として争っていた割には
他の世代が、民主支持が多かったのに対し、敢えて言わせて頂きますが、
後期高齢者医療制度の対象年齢の投票率だけが自民候補が優勢だったというのが意外でした。


もっとも、他社の調査では70代でも44/46%、全世代で民主の得票率が勝っていた調査もありましたが、
それでも70代は、他に比べて自民候補の支持が多く、ドブ板選挙というか、義理人情も結構だとは思うけれど、
まだまだ高齢者の方は、危機意識というのもが足りないのではないか、というのが、個人的な感想です。


各社では、2万票差で大差の圧勝と言っており、NHKでも投票締め切り20時きっかりに
当確を打っていたのは事実ではありますが、果たして本当に、そうなのでしょうか、
本来であれば、これだけの問題が政府与党側にあれば、ダブルスコアの差がついてもいいぐらいでは?


同時に、投票率も前回に比べて、3.45%低下だったという事を見ても、幾ら保守王国山口県とはいえ、
山口県に限った事ではありませんが、これだけ全国的に注目されていた選挙にも関わらず、
この程度の投票率しか得られなかったという事は、まだまだ市民の、選挙なり、民主主義に対する意識を
改善するべき努力をしなければならない余地があるのではないでしょうか。


裏を返せば、この投票率、当初自民側の掲げた争点、後期高齢者対象年齢の自民支持、
地方都市といった道路行政や、自動車利用における地域性つまり、ガソリン税、租税特別措置等
自民党側に有利な条件があった、その中においても民主党が大差で勝ってしまったとも言える訳で、
如何に現政権が酷いものであるかという証拠なのではないかとも思えます。