秋葉原通り魔事件について、犯行予告ありきの犯罪

あまり犯人個人については、興味も無いのですが、それはもっと大きな問題があると思うからで
連日のマスコミの報道も犯人個人の特異性、異常性に視聴者、読者の興味を引こうとしていますが
それは大事な事から、故意に目をそらせようとしているとしか思えません。
もっと事件の本質を考えるべきではないでしょうか。


ただ、一言言いたいのは、この手の重大事件で最近は、個人での犯行にも関わらず
犯行予告がある事が多い気がします。
というのも、掲示板に簡単に投稿できる世の中であり、自分で最初は軽い気持ちで
もしかしたら冗談半分ぐらいの気持ちだったかもしれなくても、それを掲示板に書くことにより
自ら責任を負ってしまう、そして追い込んでしまい、引くに引けない状況を
創り出している気がしてなりません。
掲示板の危険性は、実は、こういうところにあるのではないでしょうか。


これに犯人の友達を作るのが苦手であった性格という点が唯一の個人の性格的な理由であり原因であって、
それが理由で、掲示板上ぐらいでしか話を出来る友人が殆ど居なかったという事であり、
犯人の異常性、趣味例えばナイフ等については所詮、結果論であって、重要な事では無いでしょう。
そして、もっと大きな原因は、社会的要因、派遣労働、経済的に不安定な立場に他ならないと思います。


個人的には、公権力がインターネットに介入してくる事については反対です。
子供が携帯電話を使う事を禁止しようとしている事に見られるように。
この現代の日本でさえ、言論の自由の弾圧に、直ぐつながる可能性があるからです。
但し、掲示板については別です。やはり匿名性だけでは、どうにもならない局面に
来ているのかもしれません。
今回の事件も、もし伝え聞いている韓国などの多くの諸外国のように、
掲示板に書き込むには、個人に割り振られたIDとパスワードを使うようにすれば、
もし冗談でも、人に危害を加える等とは書く事が出来ず、自らを追い詰め、
犯罪に至るような事も無かったかもしれないのです。


全く話は変わりますが、加害者の親が、会見で謝罪をしていたようです。
どういった心境なんでしょうね、何でも職業は銀行員だそうですが。
ちなみに、それに対し先日、秋葉原に犯行の前後潜伏していた土浦の通り魔の加害者の父親は
外務省官僚だそうです。マスコミ、特にテレビでは何処も一切報道していません。
極一部の週刊誌等では報道されましたが、紛れも無い事実のようです。
マスコミまで全く信用出来ない世の中というのは、全く情け無いです。
今回の事件も、殆どのマスコミは、製造業派遣の企業名を隠しています。