HP20b

既にあちこちで話題になっているようですが、CPUに、ARM7TDMIコアが使われており
回路図や、ソースコードが公開され、JTAGや8bit分のI/O portA/D入力等もあるそうで、
自分でかなりいじれるようです。
公式サイトの説明自体に、それが明記されてるぐらいなので、なかなか面白いです。
HP 20b Business Consultant Financial Calculator - Overview and Features
相変わらず、日本HPでは、電卓は扱わないらしいので、というか、こういう面白い製品に限って
扱わないようなので、輸入するしか無いのですが、
HP電卓で有名な業者さんで、来月になれば入手できるようです。
向こうでは、$39.99とかで売られてるらしいのですが、幾らぐらいになるかな。
現在$/110円ぐらいなので、5980円ぐらいなら欲しいところです。
こんなの見てしまうと、基板にCPU載っただけの基板が3980とかでも、
やはり割高に思ってしまうなぁ、仕方ないとは思うんですが、気分的にどうも・・・。


同じマイコン基板でARM7TDMIが載ってても、周辺が千差万別で結局、互換性というと怪しいので、
この電卓が、沢山売れて、ソースコードとか、開発環境とか、標準的になってくれると嬉しいな。
IARというか、GCCとか、HP自体も、それが前提の事らしいので大丈夫そうですが。
まずは、国内で扱う業者が増える事を望みたいと思います。


回路図とか、ソースとかは下記に有りますので、興味がある人は見てみてください。
Download drivers and software
AT91SAM7L (AT91SAM7L64/AT91SAM7L128)というデバイスが採用されているそうで、
今年発表になった最新のもののようです。待機時電力100nAだったり、LCD内蔵だそうで
こういう用途には最適なようです。開発キットAT91SAM7L-STKもあるのだとか。
http://www.atmel.com/dyn/resources/prod_documents/doc6409.pdf (PDF1.3MByte)


回路図が、公開されてる電卓というと、シャープのPC-E200とか、PC-G801なんか、ありましたけど
今でもあるのかな?(基本的に正式に公開されてるのは、学校向けバージョンだけでしょうが)
それと似た感覚が蘇ってくる感じです。きっと同様な人達は多いのではないでしょうか(笑)


それにしてもHPの番号の付け方って、未だに良く分かりません。
手元に転がっている、20年ぐらいは経ってそうな電卓の番号がHP32Sだったりしますが
形やデザインもそっくりなような。