伊勢丹吉祥寺店閉店

・・・でも、地元の人は驚かないでしょうね。
現在ヨドバシのある場所にあった、近鉄デパート、その後に入っていた三越も閉店した
過去がありますので。ウチの母も以前から吉祥寺で利用するデパートはもっぱら東急でしたから・・・。
これって、デパ地下(つまり食品フロア)が鍵なのかなぁ、何となく、そんな気が。


デパート業界全体が不振だという事ですが、当然だと思う。
私自身、百貨店は殆ど利用しない、接点が無いのです。衣料品買わないし、食品はわざわざ
バスや電車を使ってまで、少なくとも毎日、全部を賄う事は無い、お使い物とか贈答品なら
利用する人も多いと思いますが、金額としては微々たるものだと思う。
何より、低価格路線に業界全体が流された事が、失敗だったであろう事は、殆どの人が気が付いてるのでは。
昨日も何処かの百貨店が、OL向けの低価格弁当を開発しているという経緯を紹介していました。
高くても680円以内だとか、手毬寿司とか、美味しそうではあったのですが(笑)


ちょっと前、例の西友の格安弁当を始めて見掛けましたが、確かにアレは安いと思う。
298円で、あれだけのボリューム・品数が入ってるのは感心しました。
バス2本乗り継いだ出先の店舗だったので買えなかったのですが、近所にあったら買ってたと思う。
といっても、個人的な感覚では西友は百貨店というより基本スーパーマーケットなんですよね、
たまに普段着買ったりはしていますが。それを老舗百貨店が真似してもと・・・。


去年、最近、割と話題になっているOKストアの清瀬店にたまたま初めて入った時の感激に
近いものがありました。あそこも弁当298円なんですよね、おにぎりなんて50円ですから・・・。
ちょっとタイミングを外すと、あっという間に売り切れてますが(笑)その近くの普通のスーパーでも
弁当298円から売ってたりします。ほんと地元にあったらなぁ、とはつくづく思います。
ここら100円ショップでさえ、同程度の内容だと、どう安くても398円以下では無いですからね。
それでさえ内容・品数では負けてると思います。コンビニ弁当なんかも同様ですが。揚げ物だけとか。
ほんと物の値段って、何なのだろう。地域格差というか、何と言うか・・・。


話戻しますが、幾ら100年に1度の不景気だからとはいえ、江戸時代から数百年続いてきた
老舗百貨店を含め、これだけ打撃を受けたのは、過去の不景気な時代に行った対策を
継承できていなかった証拠ではないでしょうか。
拡大・多角経営路線でなく、本来の富裕層に客層を絞り込むべきだったのでは
とはいえ、サザエさんのアニメや漫画のように、そうでない一般庶民も、
何かの折に余所行きの服を着て、デパートに行ったなんて思い出のある人だって少なくないと思う。
そういう憧れの対象としての価値観を失ってしまったのではないでしょうか。
引き返すなら今のうちだと思うのですが、今の経営者に
そこまでのセンスや情報分析能力があるのかどうかは、少々疑問です。