PDS5022デジタルオシロ到着

注文確認メールでは7日程度との事だったのですが、月曜日の未明に発注して
木曜日の午後届きました。こういうサプライズは大歓迎ですけど(笑)
とりあえず簡単なレビュー記事を書きたいと思います。


まず元箱ですが、どっかのサイトでオレンジ色っぽい箱だった覚えがあるのですが
白とブルーのデザインに変更されたようです。どうでもいいんですけど(笑)
本体も少しデザインが変更されてるみたいです。ボタンが一部、色分けされたみたい。

プローブも、当初の付属品と比べて変更されたらしいと見掛けたのですが、
実際なかなか良さげな感じのものが付属していました。


ケーブルも柔らかくて使いやすそう・・・。クリップを外した部分の針も金メッキになっています。
調整も最初から、ほぼ完璧に合っていました。可変範囲も、十分有るようです。


日本語の説明書についても、カラーで印刷されており、日本語の綴りも、
大陸製の機器に良くありがちな怪しい日本語でなく、ちゃんとした物でした。
まぁ、アレはあれで、ネタとしては楽しめるんですけどね(笑)
上記プローブの調整手順についても、ちゃんと書かれていました。


この説明書だけで分からない人は、オシロスコープの入門書でも1冊買えば十分使いこなせると思います。
個人的には、そういう人には、デジタルオシロの入門書よりは、
まずは古い(アナログ)オシロ時代の入門書を最初に読んだ方が良さそうな気がします。
自分では、最初にオシロ手に入れた当時、そういった本は一切読まなかったけど
そこそこ何とかなってましたから。まぁ読まなくても、まず自分でいろいろ触った方が
本当は良いのかもしれません。流石にいきなり商用電源100V突っ込んだり
するような人は居ないとは思いますので、大丈夫だとは思いますが・・・。
操作分からなくなったら、取り合えず工場出荷時に戻す操作と、AUTOSETUPさえ行えば
何とかなると思います。そういう意味で、デジタルオシロって凄いと思います。
アナログオシロだと、まず画面に輝線を出すという所から始まりますから・・・。


重さも1Kgとの事で片手で軽々です。カバンにも押し込めば何とか入りそう。
既に幾つかのブログ等でも触れられている通り、オプションのバッテリー端子も
ちゃんと付いていました。本体側で過放電対策を行って無いらしいので、バッテリーは
ビデオカメラ用や新古品のノート用バッテリーを使うと良さそうです。値段も比較的安価なので。
リチウム2セル用の過放電防止デバイスという、そのまんまなデバイスも手に入りますが
こんな感じで検索すると見つかりますけど。
最初からデバイス入った奴を手に入れた方が早そうです。
コンパレーターとリレーで作っても簡単で面白いんですけどね。
ここらの話は、近いうちに詳しくレポートする事になると思います。


操作性も全く問題なく、ボタンでなく主要な操作は、アナログオシロと同じで
ダイヤルというか、ロータリーエンコーダーやボリュームで操作できるので使い易いです。
操作のレスポンス、表示の更新速度共に全くストレスを感じないぐらい良く出来ています。
初期のブラウン管デジタル表示ストレージオシロや、一昔前の某社の液晶表示の
リアルタイム500MHzサンプルの携帯用デジタルストレージオシロとも雲泥の差ですね。
人気のあるT社TDSシリーズについては、何故か丸で、ご縁が無いので、比べられませんが。


また、リサージュ波形表示が出来るとの事で最初は、本当に実用になるのか?と
疑っていたので、実際使ってみて、十分使えそうな事が分かりました。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5786512
ここらで紹介されている初音ミクがネギ振る動画とか、表示出来るかもしれません。
(ステレオの音源を再生してCH1/2に入力する、ただ96KHzサンプルみたい)
そんな訳で、なかなかの出来なのではないかと思います。


私自身、中学1年の時には、たまたま出物のTV修理用のオシロスコープを手に入れ
使っていたせいで、簡単なオシロでも有るか無いかでは丸で違う事は経験から言えると思います。
TV修理用のオシロなんて、ほんと公称の帯域が1〜2MHzとかそんな感じではありますけど
デジタルオシロみたいに一定周波数になると、丸っきり見えなくなるという事もありませんが
1MHzの信号とオーディオ帯域で、同じ電圧の振幅が数倍違うとか、そんな程度のものでも
あれだけ役に立っていた訳ですから10MHzが綺麗に見えるなんて当時としては
夢のような話だったりする訳ですが。
電子工作初心者の方にも、オシロまだ使いこなせる自身が無くても、とりあえず手元に
1台置いておくと何かと疑問への理解が早まると思いますので、是非お勧めしたい一品です。