FUJITSU InterTop IT10CJ

富士通の往年のMS-DOSベースの携帯端末です。後継機はWindows CEになりましたが。
こちらも、入手以来ようやっと電源が入りました。ACアダプターの仕様が不明ですが、
バッテリーがビデオカメラ用と共通の為、充電済みのバッテリーを発見して取り付けた次第です。
ただ、バッテリーは、IBM PC110や、Chandra系と違い、Panasonic VBD-1は、
切り欠きや突起の形状の違いで利用出来ず、SONY NP-F5x0系のみのようです。
といっても、インフォリチュウムの端子が付いている訳でも無いので、NP-F500やNP-F510、
VBD-1も本体のツメを加工すれば使えそうです。充電に関しては、回路が分からないので
何とも言えませんけど。
余談ですが、このバッテリー(VBD-1や、NP-F500系統)海外製の無線機にバッテリーとして
使われてたり、結構標準的なもののようです。日本国内では、OEMのビデオカメラ(京セラとか日立とか)
ぐらいしか見た覚えが有りませんが・・・。
で、電源投入で、無事MS-DOSが起動出来ました。標準添付のCFカードが付いておらず、
AUTOEXEC途中でエラーにて停止しますが、単にチェックルーチン(ドライブが存在するか)だけかも。
この状態では、内蔵ROMドライブがC:になっていて、CFがD:になるようです。
あとRAMDISKの設定とかもあるようです。
JISキーモデルだったので個人的には、Spaceキーが短かったり、ちょっと使いづらいのですが
カナ打ちする人とかには良いのでしょう。
とりあえず、DOS/Vに、必要なファイルは一通り本体内ROMに入っていそうです。(合計6MB)
CPUは33MHz(確かAMDのASIC)本体メモリーも4MB有るので、DOS/VだけでなくWindowsLinux
何とかなりそうです。BIOSPhoenixで、BIOS SETUP起動は、F2です。
メーカーのサポートページも、しっかり残っています。
http://www.fmworld.net/intertop/
富士通さん偉い!!(笑)
今後は、他のAT互換機のシステムインストールの際に、母艦となって重宝しそうです。