最高裁判所裁判官国民審査の問題点

行政裁判、原爆症認定、当然出されるべき憲法判断を出さなかった事等、疑問に思っている人が
圧倒的に多いと感じますが、それにも関わらず、今まで誰一人罷免者が出なかった事は、
やはり制度そのものが、あまりにも不公平なシステムになっているように思えます。
そもそも、抽選による掲載順で、罷免を意味する×の割合が毎回同じ傾向があるというだけでも
疑問を感じないとならないと思います。裏を返せば、日本人の優しさというか・・・。
別に罷免されたからといって裁判官をクビになる訳では無いと思うのですが(ある意味降格でしょうが)
明らかに、民意を反映していない判例が多いのは、残念ながら罷免者が出た事が無いという事実だけで
十分語れるものなのではないでしょうか。
個人的には、国会議員選挙と同じで、一人でも罷免者が出れば、少なからず何かしら
変わるのではないかという期待もあります。
今年始まった裁判員制度も、本来ならば行政裁判に対して真っ先に採用されるべきだと思いますが、
それがされてない、でも裁判官も自分たちの特異性には気が付き始めてるのかもしれません。