BENQ V2200Eco 購入レポート

昨日、入手したフルHD LEDバックライト液晶V2200Ecoのレポートをしたいと思います。
とりあえず接続した新型PS3(CECH-2000A)で、自動認識で全く問題有りません。
1080pで接続されています。当然HDCP対応なのでRD-X8からDLNA(DTCP-IP)経由でTSファイルの視聴も可能です。
音声は、HDMI経由、側面のヘッドフォン端子からとなります。通常の音声出力と、同時出力もPS3本体の
設定を手動で変更すれば可能です。残念ながらPS3では、映像は、D端子HDMIの同時出力は出来ないようですね。


昨年末、新型のV2210という機種も出ていた事に、帰宅してから気が付きました。
メーカーサイトを見る限り、性能的な差は無いようです。
細かいデザインと筐体色が白から黒に変わっている以外の違いは無いようで安心しました。


画質についてですが、標準状態では、かなり白っぽくなってしまうようです。
あまり世間の評価が、ぱっとしないのは、そのせいでしょうか?勿体無いなぁ・・・。
設定でガンマを2.2から2.4ないしは2.6に変えるのが一番簡単なようです。
輝度も標準では、最大値の100となっていますが、一般家屋(20W蛍光灯3本)でも、明る過ぎるぐらいです。
テレビ代わりでも60〜70前後まで下げて丁度良いぐらいでした。
PC用ディスプレイとしてなら、もっと下げても十分な感じです。


家電量販店店頭やオフィス等は、一般家庭から比べると、かなり明るいので、今回も店頭で色々見ていると
店頭でノングレアと、グレアタイプを見ると、表面での反射が、かなり有るため、
結構、それで見え方が違って見えるのですが、(グレアタイプだと黒が引き締まって、くっきり見える)
一般家庭の明るさだと、ノングレアタイプでも、TV視聴に使っても、全く違和感は感じないようです。
どうしても、グレアタイプが良いという人は、PCショップで売られている、グレアフィルムという
液晶保護フィルム(貼るとノングレアが、グレアに見える)を貼ると良いでしょう。
ちなみに、逆に、ノングレアにするフィルムも売られています。屋外で使うノートPC等には便利です。


色調も標準での色温度が、かなり高いので、青っぽく感じる方がいるかもしれません。
放送業務用のHD液晶モニター(SONY LMD-230W)と並べて比べると、NTSCやハイビジョン等で標準的な
色温度で一番高い9300°Kよりも更に高い感じです。
上記で書いた、ガンマを2.4ないしは2.6に変更して、カラー設定をプリセットの薄赤に設定すると、
カラーバーとグレースケールチャートを見ても、殆ど見分けが付かない状態になりました。
つまり、この状態で9300°K程度となっているようです。
TV放送等のコンテンツを視聴するには、この程度の方が、良いのかもしれません。
従来の冷陰極管バックライトですと、目一杯上げても9300°K程度なので、それを考えると
きちんと設定さえすれば、かなり正確で広範囲な色域の表現が出来そうです。
また、輝度ムラも、全く気にならず、なかなか優秀ではないでしょうか。
冬場とはいえ、発熱を全くと言って良い程感じないのは凄いですね。


そんな訳で、なかなか良い買い物が出来たと思います。
21インチ程度の画面サイズでフルHD、2万円前後という価格、LEDバックライトという機種は、
チューナー内蔵の機種等では皆無ですからね。DVDレコーダー等HDMIの付いた機器があれば、
敢えて、「液晶テレビ」を買う必要は無さそうです。
同等な製品が、もっと出てくれば良いと思うんですが・・・。
国内メーカーの液晶テレビは、LEDパネルにプレミアム(付加価値)を期待し過ぎな気が。


余談ですが、シャープが4原色(RGB+Yellow)液晶を発表しましたが、実際のところどうなんでしょうね。
輝度信号を拡張するという意味合いなんでしょうが、LEDバックライトのエリア制御とかも含めて、
似たような効果を期待する技術は既にいろいろありますので。それに最近の機種は知りませんが、
亀山・・・と騒がれていた以前の頃のSHARPの液晶は、コントラスト強いのは良いのですが、
中間調が丸で出てなかった印象が大きいので・・・。周りでは評価が決して良くなかったですから
ニュース映像で、自社の従来品と比べて綺麗だよって出てましたけど、やっと他社並みだったりして(笑)
自分の目で見るまでは何とも言えない感じです。
まぁ、どっちにしても、それに対応するコンテンツ次第なんでしょうが・・・。