C型肝炎と、防衛費

議員立法も結構な事ですが、これだけあからさまに経緯を見せられると、
内閣支持率の急降下など、そして政府自民党は、役人というか厚生労働省職員なり官僚への
責任追求逃れの片棒担いでいるだけとしか思えない節もあります。
被害者への補償をすれば、それで良いという事ではなく、
今回の事態の起こった原因の徹底した追究無くしては何の解決も無いのではないでしょうか。
これで幕引きを行ってしまえば、また同じ事を繰り返すだけです。


薬害C型肝炎の補償に掛かる費用は最大で170億円とか、何処かにありましたが、
これは、おおざっぱに考えて、国民1億人として1人あたり170円程度のものです。
それに対して、防衛費(つまり自衛隊の維持に掛かっている費用)は約5兆円(4兆8千億円)
つまり、国民一人当たり5万円近い金額になります。


これは、どの程度の金額かというと、生活保護世帯への1人あたり支給額が月15万円程度という事ですから、
年間200万、それが全て消費に回るという事になりますので、消費税として、その5%、国民1人あたり
最低でも年間10万円は税金を名のつくものを払わされてる事になります。
つまり、その半分は防衛費として使われているという事になります。これって一体どうなんでしょうか。


一昨日何処かの番組で、みのもんた国会議員と対決するという番組の最後(だけしか見て無いけど)
でも言っていましたけど、明らかに国は税金の使い道を間違っていると言わざるおえません。
そして、その一番の原因は、堕落した官僚だという事が、ますますはっきりしてきた気がします。


そして更に、先日ニュースになった、iPS細胞については、来年度20億円が
補助されるという事ですが、まだまだ足りないぐらいな気がします。
こういった事にも、もっと予算を付けるべきではないでしょうか。